fashionを通していろいろ考えるblog

ファッションブログだけど、キャピっとしてないし、おしゃれではないです。

モロッコファッションの行方

引っ張るに引っ張った、

モロッコファッション第3弾です。

(第1弾 →  第2弾 →

ゴールデンウイークも終わると、

ショップは本格的に夏ファッションへと突入です。

雑誌も、ゴールデンウイーク前後に発売される6月号は、

完全に夏モードへとシフト。

4月末に書き始めたモロッコファッションも、

本番を迎え…るかと思いきや、

6月号のグラマラス、

なにやら雲行きが怪しくなってきました。

最初の特集の見出しは、

ママデザイナーのファッショントレンドうんちく論 ジプセット・スタイルなる、聞きなれないお言葉。

ママデザイナーのファッショントレンドうんちく論

ジプセットとは、

ワイルドで自由気ままな”ジプシー”気質と、

世界を旅する”ジェットセッター”を組み合わせて生まれた造語、らしい。

一応、、モロッコブームの後押しを受け、と

今までの流れを意識しているかのようなコメントもありますが、

今までのモロッコぷりからすると、

ちょっと他人行儀な気がするのは、私だけでしょうか・・・?

(今までのモロッコっぷり →

しかし、このジェットセッターというのは、

ファッションというより、ライフスタイル全体を表す言葉のよう。

その次からは、本格的なファッションページ。

そちらに期待するとしましょう。

どどーんとテーマは、

ママデザイナーのファッショントレンドうんちく論

ヴィンテージボヘミアン・・・。

なんと、ヴィンテージボヘミアンの解説からは、

ママデザイナーのファッショントレンドうんちく論 モロッコ、なくなってるしちーん

いや、いいんです。

むしろ、いいと思います。

モロッコという、1つの国に限定されるようなテーマじゃない方が。

ボヘミアンという言葉は、ボヘミア地方という意味だと

以前書きましたが、

それ以外にも、「自由で放浪的な生活をする人」という、

ジプシーとほぼ同義語的な意味もあるので、

グラマラス的には、

国籍こだわらない、さまざまな民族調テイスト

という意味で、ボヘミアンと表現しているのだ、とは思う。

ジプセット、というライフスタイルキーワードを提案してることだしね。

だから、モロッコもこの民族調の流れの中に含まれるかと思いきや、

見開き7ページにわたる特集で、出てくるキーワードは、

フレンチ

ヒッピー

エスニック

ネイティブアメリカン・・・

モロッコという言葉は、1回も出てきませんでした。

キラキラベストとか、

カラフルなドレスとか、

今までなら、絶対モロッコ風って表現したであろうアイテムでも、

使っていない。

ここまで出てこないとなると、

なんだか作為的なものを感じます。

あえて、モロッコを使わない理由。

うーむ・・・無言

と思っていると、雑誌の後半では、

このモロッコブームを発信した、とグラマラスで紹介されていた、

セックス・アンド・ザ・シティー2完全読本」のコーナーが。

そこではモロッコの文字が多数出てきました!

どうやら、SATC2の人たち(全く見たことないから、名前知らない)は、

アブダビへ行き、異国の地であれやこれやがあるらしいです。

(確かに、予告編でもそうなってました。)

http://wwws.warnerbros.co.jp/sexandthecity2/

アブダビ。=モロッコではない。

(一応、念のため、Yahoo!地図で確認)

http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=24.474541&lon=54.359716&ei=UTF-8&type=scroll&mode=map&p=%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%93&sc=15

だのになぜ、

モロッコなのかというと、

ロケ地がモロッコだったようなんです。

う~ん、なんかしっくりきませんけど。

SATC2発ということなら、モロッコではなく、アブダビではなかろうかのう。

・・・もしかして、勘違い???

ロケ地の情報だけ、先に知って、

もしくは、動画ではなく、写真だけ入手して、

これはモロッコだ!

キャリー(この人だけは知っている。)たちは、モロッコへ行くみたいだぞ!

インテリアの知り合いも、

今はモロッコ雑貨が熱いって言ってたし、

次はモロッコだ!モロッコが来るぞ!

みたいなー。

ま、真偽のほどは定かではありません。

(注:上の会話は、完全なる私の妄想です。)

結論から言ってしまうと、モロッコだろうが、ボヘミアンだろうが、

ショージキ、どっちゃでもよい。

問題は、その商品や着こなしなのだから。

そして、このことは、

モロッコ風と表現されていた洋服たちがトレンドであることを

否定されたってことでも、もちろんない。

でも、あんだけプッシュしておいて、

今更なかったことに、みたいなスタンスはいかがなもんかね。

モロッコを取り上げた、私の身にもなってくださいよ、まったく不機嫌

モロッコじゃなくて、

アブダビもモロッコも含まれる感じがする、

アラビアンとか、エキゾチックくらいにしておけばよかったのにねー。

というわけで、

次回からは、モロッコの文字が消えるかもしれません。

いや、うそ。消えないです。

意外と、モロッコも浸透しているようなので、

モロッコ調はモロッコと表記するよ、わたしゃ!

どっちにしろ、これでモロッコ特集はひとまず終了。

私は、今シーズンの民族調ファッションは、

どこどこという断言はしづらいくらい、けっこう幅広く出てるなー

という印象があるので、

今後は、

もうちょっと広義な意味で使えて、地域を限定しない、

エスニックファッションという言い方で書いていこうと思いまーす。