fashionを通していろいろ考えるblog

ファッションブログだけど、キャピっとしてないし、おしゃれではないです。

【続】甘辛、ではなく、甘いか辛いかの、その両方。

昨日の続きです。 →甘辛、ではなく、甘いか辛いかの、その両方。

もちろん、

レトロ女優スタイルにしろ、おじコーデにしろ、

そのコーディネートをよく見ると、

異なる要素がミックスされてたりはするのですが、

それはミックス、というより、

正しくは、外し、なんじゃないかと。

言葉のあや、というか、

ニュアンスの違いというか、

ヒジョーに概念的なところなんですけど、

ミックスというのは、

トータル的なバランスを崩す感じ。

スタイリングの分量で言うと、相反する要素が半々。

昨日、ミックスコーディネートの例に取り上げた、

辛めのレザージャケットと甘めの花柄ワンピース、みたいな。

対して外しは、

ピンポイントに加えるイメージ。

相反する要素を一点二点加えることで、

調和の中にアンバランスを生む感じ。

この差はどう表れるのかというと、

前者は、全体的にカジュアルな仕上がり。

後者は、きれい目、

つまりモードっぽい仕上がりになるんじゃないかと。

今のファッションに流れるきれい目ムードの、

正しいニュアンスがモード だとしたら、

モードな着こなしというのは、

崩さずにきちんと着る、ということ。

今シーズンのポイントは、

レトロとかクラシックとか、そういう表面的なものではなく、

(いや、そういうのも大事だ。大事だけれど。)

モードに着る、

崩さずに外して着こなす

というのが、重要な気がしています。