「エチカの鏡」 / ホメテクブーム
3月14日放送の「エチカの鏡」で、
「ホメテクブーム」の特集をしていた。
「ホメテク」とは「ほめるテクニック」のこと。
不況の今だからこそ、叱りとばすのではなく、ほめて育てる、
という考え方になっているのだそう。
詳しく書かれているので、
見てない方、見たけどもう一度おさらいしたい方は、こちらで。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20100316/216104/?P=1
「ほめる」ことにポイントやコツがあるのは分かるけど、
それを練習したり、勉強したりするのはどうなの~!?
という感想は、まあ、この際横へ置いておこう。よいしょ。
それよりも、私、
「旦那や子供をほめることで、自分が幸せになる!」
という感じの編集に
うん?
と思ったんだよね。
自分のために、人をほめるのか?
そりゃ、
旦那や子供がやる気になって、
最終的には給料が上がった!とか、成績上がった!とか、
そうなったら、自分も幸せってことなんだろうけど、
そこが目的になってしまっては、
どんなテクニック学んだとて、伝わりゃしないよね。
「気持ちがこもってる、思わず口に出てしまった」ほめ言葉、と
「ほめようと思ってから、出てきた」ほめ言葉、
その違いは、聞いてすぐ判断つくし、
後者は、あ、そうですか、って感じで、心に全然響かない。
そもそも、
会社の部下に対して、「ほめて伸ばす」テクニックを知りたい、
ならわかるけど、
自分の家族に対して、ほめれないってどうなのかねぇ?
私は、旦那様も子供も、
尊敬するところ、すごいなあと思うところがあるから、
それを、フツーに伝えてるだけ。
そこに照れとか気負いはなくて、
会話の一部にしかすぎないと思うんだけどなぁ。
タモリさんが、番組内で
「俺は、人にほめられると、この人の真意はなんだろうかと考えちゃいますね」
と言っていたけれど、
わかるー。私もそう思うタイプ。
会社の上司とか、ショップの店員さんとかあたりにほめられても、
ほぼ疑ってかかってますね。←ヤな奴。
さらに、
「美人にけちょんけちょんに叱られたい!」
とも言ってたけど、
その気持ちもわかる。
いや、私は美人に叱られたいワケではなくて。
尊敬する人に、ダメだしされたいですね~。
そして、
あ~、確かに、私、ここダメだわ~。
って思いたい。
だって、「ほめる」は相手にも利益があることだけど、
(だって、ほめてくれた人は、イイ人に見えるでしょ?)
「叱る」は、叱った人の利益ゼロだよ。
しかも、けっこうエネルギー使うしね。
この年になると、
しかられる機会もなかなかないからこそ、
そして、「ホメブーム」なんて言われているご時世だからこそ、
しかってくれる人は、とても貴重で、ありがたいと思います。
そして、ほめられるなら、
そういう人にほめられたいですね~。