カンブリア宮殿:元窓際族社長のアパレル革命 セーレン川田社長
今週のカンブリア宮殿 のゲストは、セーレンの川田社長でした。
セーレンは、繊維会社なので、その名前は知ってはいたものの、
カンブリア宮殿に取り上げられるような存在だとは露知らず。
アパレルで働くものとしては、
こりゃぜひとも見なきゃいかんでしょってことで、
ビデオ撮りました。
今回のゲストの川田さんが社長になるまでの経緯と、
「異端児」「革命児」と呼ばれる、敏腕ぶりを特集していたのですが、 斜陽産業と呼ばれる繊維業界において、
川田社長が就任してからは売り上げをどんどん伸ばしているんだそうです。
私が気になったのは、
世界でもセーレンしかできないという、コンピューター染色システム「ビスコテックス」。
通常のプリントの場合、
色数は最高でも20色、採算を採るためのロットは2000m~なのですが、 ビスコテックスは、色数なんと1677万色、1着から生産可能。
簡単に言うと、
紙にプリントするインクジェットプリンターを布にする、ようなイメージで、
立体のものもスキャンして、陰影そのままプリントできる、というもの。
ジーンズのユーズド感やポケットまでもスキャンして、ニットにプリントしたものは、
まさに今、デニンスやジェギンスといわれるものの、究極の形ではないかと思うし、
ケーブル編みのニットをスキャンしてTシャツにプリントしたものも、
すごくかわいかった。
あるデザイナーさんが、ビスコテックスに夢中だという。
今までできなかったことが、いろいろできる。
想像力がかきたてられてるその気持ち、デザイナーとしてよくわかる。
「大量生産の安売りファストファッションはいずれ終わる時期がくる」
という川田社長。
私もそう思ってるし、そう思っている人は、結構いると思う。
でも、じゃあどうするか、というときに、
そのための技術や戦略を持っている人は、どれだけいるのだろう。
番組の後半、川田社長は「夢」という言葉をたくさん使っていた。
「夢」を持つ、ということは、先を見据える、ということ。
「夢」をかなえる、ということは、先を見据えた行動をする、ということ。
夢は人を動かす原動力。
私の夢はなんだろう。
いい夢を持たなければ、と思った。
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http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20100705.html
セーレン株式会社
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