タレントからスタイリストへ
モデルや有名人が立ち上げたファッションブランドやショップというのは、けっこうたくさんあるもんですよね。最近だと、AKB48の篠田麻里子さんの「ricori」(リコリ)とか、梨花さんのMAISON DE REEFUR(メゾンドリーファー)とか、辺見えみりさんのPlage(プラージュ)とか。
個人的に気になっているのが、スタイリストの方による新ブランド。
2012年の春には、AneCanのスタイリスト、亀恭子さんのaptm.945TOKYO(エーピーティーエムナインフォーファイブトーキョー)がデビューしていて、2013年、今年の春は、Sweetとかで活躍のスタイリスト、佐々木敬子さんのThe Virgnia(ザ ヴァージニア)がデビュー。
とりわけ、ヴァージニアの方は、すでに直営店で3店舗、オンラインショップも、ELLE、MAGASEEK、Stylifeの3つで取り扱ってます。ELLEでは、人気1位になった商品もあったようで、かなり好評のようですね。
スタイリストブランドの先駆け、31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)と同じ、ヒロタが手掛けていることもあって、ノウハウが蓄積されてるんだろうな。
ちなみに、aptm.945TOKYOは、FREE'S INTERNATIONALとECサイト「SELECSONIC(セレクソニック)」によるブランドだそうで、取扱いも、FREE'S SHOPの5店舗とセレクソニックのサイトのみ。こちらは、まだまだ認知度は低そうだし、あまり大きく広げようという感じでもなさそう。
スタイリストさんによる新ブランドという動きは、何を着るか、よりも、どう着こなすのか、それはつまり、次の新しい何かを作ろうとするデザイナー的感性よりも、既存のものをどう組み合わせて、今っぽく素敵に魅せる、というスタイリスト的感性が、重要になっているということでしょうか。
新しいトレンドを発信する、パリ、ミラノ、NYなどのプレタポルテコレクションでさえ、新しいスタイルを創造しようとしているデザイナーは、今はほとんどいなくって、今の時代に合った女性像と、その女性が纏う服を提案している。
クリスチャン・ディオールのニュールック、ヨウジヤマモトやコムデギャルソンの東からの衝撃、そういう、今までの洋服の概念を覆す、新しいスタイルはもう生まれない時代なのかな。
で、話をスタイリストに戻しますと。
人気スタイリストさんは、まず本を出して、ブランドプロデュース、というのが、スタイリストのキャリアアップの新しい道になっていますね。
風間さんの「LIKE A PRETTY WOMAN」は当時かなり話題になったし、
亀さんは、その名もずばり「美人スタイリスト「亀 恭子」の本。」ていう、ちょっと自分で言うにはこっぱずかしいタイトルで出してるし、
佐々木さんも。ハイ、出てます。
というわけで、私もスタイリスト本買いました。
私の好きなスタイリスト、辻直子さんのです。てことは、辻さんものちのちはブランドプロデュース!?
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The Virgnia
http://www.virgnia.jp/index.html
aptm.945TOKYO
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