ジーパンな父とスラックスな義父が教えてくれたこと。
先日の続きです。
→2014年のお洒落を「30代子育て期」の気分と立場で考える。 - fashionを通していろいろ考えるblog
悩める30代子育て期(=N30DK)ファッションの要点5つを念頭に置き、再び、うーむ、と考えた結果、タンスの中身を、えいやぁ!と外に出すことにしました。
今、私のファッションにおける1番のストレスは、服はあるのに今の私が着たい服がないこと、で、それを解決するのは「浄化 」。自分にとって必要なものを見極め、不要なものを躊躇なく手放す、シンプル思考、だよなぁ、と。
タンスに並んだ状態ではなく、手持ちの洋服と1つ1つ向き合うことで、なんで、着たいと思えないのか、その理由が見えてきます。
まず、やっぱり、体型の変化。
妊娠、出産、そして加齢を経たカラダのラインは、同じ30代といえど、前半と今では、やっぱり違う。あと、肌質とか、髪つやとかも。
それによって、似合わなくなったから、着たくない。
そして、環境の変化。
まだ歩くのもままならない子と、活動的な幼児期とでは、やっぱり、行動範囲が違う。仕事の有無ってのも、やっぱりファッションに与えるものは、大きい。それによって、着る機会が減ったり、なくなったり。
あと、トレンドで着たくなる服はあっても、好みのスタイルってのは、やっぱり変わらないんだな、ってことも分かった。ついつい、どカジュアルに傾きがちな専業主婦生活だけど、やっぱり、私はそれじゃ満足できないようだ。
カジュアルだけど、どこかきちんと感があって、シャープでスタイリッシュだけど、ほんのりと女性らしさもある・・・、カジュアルベースだけど、着こなし全体としては、カジュアルすぎない感じ。
以前、ミックスコーディネートについて書いた記事がありますが、このミックスや外しといった、ファッションスタイル、そして、そのミックスのベースにある、カジュアルスタイル、それは、私の20代時期に土台となったスタイル。
この多感な時期に経験したスタイルの土台は、今後の人生においても、土台であり続ける気がします。
その「20代ファッション土台説」、実感以外でも、こんな出来事がありました。それは世代の違う、二人の父親のスタイルです。
私の父親は、ちょうど60歳。パンツはジーパンしかはきません。(デニムっていうか、ジーパンって感じ)仕事柄、ジーパンが便利ってのもありますが、ジーパンでなくてもよい、だけど、ジーパン。
対して、70代の義父のパンツはというと、ウール混で、タックが入っていて、センタープレスで、といった、いわゆるスラックスというような、きちんとしたタイプばかり。たまにチノパンもあったりしますが、ジーパンは皆無。
そしてこちらも、仕事柄っていうよりは、選んでそうしているって感じ。まあ、今はもう仕事してないし。)
義父の若かりし頃は、まだジーンズなんてものはなく、父が20代だった1970年代に、ジーンズがファッションとして浸透するんですよね。(まさに父がベルボトムのジーパンはいて、フォークギター持ってる写真があります。)
そんな世代の違う2人の父親を見て、あぁ、やっぱ、ファッションの土台って、20代がベースになってるんだなぁ、って、思ったのでした。
この変わらない好みをベースに、変わった体型と環境を適合させていけば、こんなに服あるのに、何着ればいいのー!?と悩むことも、鏡に映った自分を見て、ひえーーーーー!と叫ぶことも、きっとなくなるに違いない。
まずは、ボトムの引きだしから。
変わったこと、変わらないことを基準にして、浄化作業に入ります。