「ゴミ」と思う先入観が、ゴミである。・・・スカート編
ボトムを減らしたファッション生活を送っていますが(そこらへんの過程について書いた記事→クリエイティブな制限ファッション - fashionを通していろいろ考えるblog)、着てないけど捨てられないスカートがあります。
Heather(ヘザー)で買った、シフォンのロングスカート。
(4年前に買ったやつです。→白のロングスカート買ったよ。 - fashionを通していろいろ考えるblog)
気に入ってけっこう着ていたのですが、裾をチャリンコにひっかけてこんなことに。なんか、いつの間にやら黄色い変色も出てきたり。
きゃー!さすがにもう着れません・・・。
ポリエステルシフォンだし、大して高くなかったけど、あーもったいない、もったいない。汚れも裾と前の数箇所だけだし、あーもったいない、もったいない。だってだって、けっこうお気に入りだったんだものー!! お気に入りっていう気持ちが注入される(ラブ注入♪)と、素材の良し悪しや値段なんぞ関係なくなりますね。汚れていようが、着られなかろうが、私はこのコをゴミに認定することはできません!
というわけで、スカートを解体します。じょきじょき。
ウエストベルトと脇のコンシールファスナー、表地のポリエステルシフォン、ボドレー裏地(こちらもポリエステル)。こうすればほら、これはもうスカートではなく、素材、生地です。真四角パターンだしね。
汚れを避けて、パターンを配置。
パターンに沿って、生地をカーット!じょきじょき。
ミシンを購入して、早半年(いや、正確にはそれ以上経ってる・・・)。
(購入したミシンについて書いた記事→やりたいことを実行すると、やりたいことが増える。 - fashionを通していろいろ考えるblog)
旦那さんのパンツの裾直し、義父に頼まれたぞうきん、弟のシャツのカフスの付け直し、娘の名前タグ付けなど、ちまちましたものは縫っていましたが、ようやくよーやく、ミシンちゃんの本領発揮です。
上の娘用に、スカートを作りました。
ウエストは裏のボドレー生地で。程よい光沢感がアクセントになってます。スカートはギャザーだけでなくタックも入れたので、たっぷりふんわりボリューミー♪
下の娘には、カットソーのキャミソールとのドッキングワンピに。
本当は同じデザインにしたかったんだけど、スーパー幼児体型の彼女には、ワンピ型の方が似合うので。
上のキャミソールも、のびのびでろでろしてしまった薄汚れた肌着の、きれいな部分で作りました。
(汚い写真が多めですみませんね・・・。)
こういうリメイクのこととか、オーガニックコットンのこと(→オーガニックコットンとエシカルとビジネスと。その1 - fashionを通していろいろ考えるblog)とかを書くのって、結構難しいんですよね。真面目すぎると、ストイックなエコの啓蒙臭がぷんぷんするし、かといって、ファッション雑誌で取り上げられていそうな"表面だけのファッション"臭が漂うのも嫌だなぁ、と思ったり。・・・おしゃれなエコっていうの?なんか、そういうのとも違う感覚なんですよね。(もちろん真面目にエコに取り組んでいる人を否定するつもりは毛頭ないし、おしゃれ雑誌でエコを取り上げることも、裾野を広げる効果があるからいいことだと思ってます。)
以前も同じタイトルで、マグネット広告のリメイクを紹介した記事(→「ゴミ」と思う先入観が、ゴミである。 - fashionを通していろいろ考えるblog)を書いたのですが、今回改めて読み返したら、ブロ友さんのコメントが、まさにその気分を代弁してくれてました。
「あるものをいかに変化させるか」@mieちゃん
「限られた中で自分をいかに楽しむか」@minamiさん
自分にとっての楽しさだったり、心地よさだったり、矛盾のなさだったり、そういうものを突き詰めた結果が、いわゆるエコ的な行動に繋がっているのであって、エコは私の場合、目的ではないんです。
とはいえ、今やもう、エコロジーについて考えることは、生き方のスタンスというより人類全体の問題だという意識はあります。だからこそ、肩ひじ張らず続けられる、こういうゆるいスタンスもありかなって思うのです。
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《リメイク、リサイクル、アップサイクルに関連する過去記事》
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