捨てられないというその気持ち、大事にしてもいいんじゃない?
先日、旦那さんと下の娘が、アンパンマンミュージアムでデートしたのですが、
カバンの底から、その時のパンフレットが出てきました。
アンパンマン好きの娘に見つからないよう、こっそり捨てるのも1つの手ですが、その前に娘をもうひと喜びさせちゃいましょう。
↓この方法でね。
広告マグネットの表面をビリビリ。サイナラゲッツ。
丸くカットしたアンパンマンをぺたり。
このアンパンマンのためにあるかのような、ピッタリサイズ。
アンパンマンに沿って、マグネットをチョキチョキすれば、アンパンマンマグネットのできあがり。
娘はどんな顔するかなぁ?とにまにましながら、機嫌よくアンパンマンの顔を切り取っていました。思わず、アンパンマンの鼻歌を歌ったりして。「♪き~みはやさしいヒーローさ~ ヘイ!ヘイ!ヘイヘイヘイ!」と歌い終わったところで、「・・・私、ミニマリストにはなれないなぁ。」という思いが急に頭をよぎりました。
最近、「ミニマリスト」をテーマにしているブログを目にすることが多く、そのうちのいくつかは読者登録して読ませてもらってます。すっきりきれいな部屋の写真は、うらやましいくらいすがすがしい。私自身も、「余計なものはいらない」という気分はここ数年ずーっと感じているし、大好きな洋服もできるだけ減らそうとしているので、
共感する部分がたくさんあるし、片づけの際の参考にしています。
でも、言ってしまえば、広告マグネットもパンフレットもゴミなわけで、ゴミとゴミをくっつけて、けっこうなゴキゲンになってるわけです。んー、こりゃ、ミニマリストなんか名乗ったら怒られるな・・・。
欲しいものは簡単に手に入る、飽食・飽物の時代を生きる大人にとっては、「手に入れる」より「手放す」行為の方が実は難しい。だからこそ、断捨離やミニマリストという言葉が生まれてくるんでしょう。ただ今の私には、「余計なものはいらない」と思う半面、「いらなくなったから、とポイポイとモノを捨てていく様子を、娘たちに見せたくないなぁ」という気持ちがあるのです。まだ使えるけど、自分にとってはいらなくなったモノを親がポイポイと捨てている姿は、子どもに「飽きたら捨てていいんだな」という無言の刷り込みをしている気がしませんか?
モノを大事にする気持ちがあるからこそ、安易に買ったりもらったりすることもなくなるわけで・・・、「いらないものは捨てる」より前に「モノを大事に使う」ことを、まだ幼い娘たちには知ってほしいなぁ、と思うんです。
「手放す」行為がもてはやされている時代だからこそ、「もったいないなぁ」「捨てられないなぁ」と思うその気持ち、大事にしてもいいんじゃない?って最近は思います。
下の娘のために、と思っていたアンパンマンマグネットですが、思いのほか上の娘も食いつき、2人で仲良く遊び始めました。「じゃじゃ~ん!見て見て!」という声で振り返ると、前に作ったマグネットも組み合わせて、アンパンマン王子とキティー姫が出来上がってました。
彼女なりのクリエイティビティーに、母はますますゴキゲンです。
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