捨てる過程より、手放し方を模索したい。
ブログをしばらく放置していました。
久しぶりに書くのだから、なんでそんなにも放置したのかを書くのが筋だろうと、筆を進めていた（正確にはキーボードを打ち込んでいた）のですが、なんかどうでもよくなったので、書きたいこと書きます。
私がゴミと認定したモノは、地球にとってもゴミ。
私はさんざん、余計なものは要らない！と書いてきたのだけれど、同じくらい猛烈に捨てたくない。モノへの執着というより、環境への問題意識として、できる限りゴミを出したくないんです。捨ててしまえば、確かに私の目の前からはなくなるけれど、地球からなくなるわけではないですからねぇ。つぶしたり、焼かれたりして、小さくはされるのだろうけれど、完全になくなることはなく、最終的には地球のどこかの土地に埋められている・・・。
便利や快適を求めるがゆえ、ほいほいっとゴミを出してしまうことは、もちろん私だってあります。使い捨てのペットボトルを利用したり、雑巾を洗うめんどくささから、目の前にあるティッシュを使ったり。先日も、午後から雨の予報が出ていたのに傘忘れちゃって、コンビニ傘を買っちゃったんだよね・・・。
ゴミを出さない生活の徹底はしてませんし、そこまでストイックにできませんってのが本音です。でも、モノとしての寿命が尽きていないのに、私にとって不要になったから、という理由でモノを捨てるって・・・、どうも罪悪感があるんだよなぁ。
断捨離・ミニマリスト系読み物に、答えはあるか。
モノは減らしたい。だけど、できるだけ捨てたくない。
そのジレンマの解決を求めて、断捨離やミニマリストについてのブログや本をいくつか読んだんですが、書かれているのは「モノへの執着の断ち切り方」とか「モノを減らした生活がいかに素晴らしいか」とかで、私が知りたい「罪悪感を感じずにモノを減らす方法」や「捨てる以外でモノを減らす方法」なんてことを書いてある文章には出会えませんでした。むしろ、捨てるたびに心晴れやかになっていて、罪悪感ゼロじゃねえか・・・。まぁ、その晴れやかな気持ちはよーく分かりますし、罪悪感持っちゃうと動けなくなるからね、罪悪感をあおるようなことは書きませんわな。
断捨離系読み物を読んで気づいたことは、「今持っているものを自分の手元からなくす」ことを「手放す」と表現していて、「捨てる」という言葉自体は意外と少ないんだなーってこと。「手放す」っていうのは、モノへの執着を断ち切ること、つまりモノと自分の精神的な離別、に重きを置く表現であって、伝えたいのはきっとそこなんですね。で、私が知りたいのは、「捨てる」以外の方法で不要なモノをなくす方法で、これは物質的な離別です。
手放すっていうのは、「捨てる」以外の離別、例えば「人にあげる」や「リサイクル」までをも含める言い方なので、その選択肢や方法について深く書かれているとよかったんだけどな。
逆に、ミニマリスト系読み物は、けっこうあっさりばっさり「捨てる」を連発。やっぱり、ゴミとゴミをくっつけて「クリエイティブ～♪ んふふ～♪」なんて行為は、ミニマリストにあるまじき行為のようです。めんどくさくない処分の仕方として、「代行オークション」が提案されていたのが、私にとって新鮮な情報でした。
別ルートであたってみます。
ちょっといやらしい書き方になっちゃったかもですが、断捨離・ミニマリスト的な考えのほとんどは共感するし、参考になります。でも、「捨てることが美徳」「モノを持たない生活が幸せを呼ぶ」と言わんばかりに、ミニマリストという言葉が半ばファッションのように広まっている現状には、少々違和感があるんだなぁ。捨てることへの罪悪感は置き去りだし、モノを減らさなくても今の私は十分幸せです。モノを減らしても、人生の底に沈むときは沈むもんでしょう。
捨てることへの罪悪感は、心の片隅に置いておこうと思います。「捨てる」ことを肯定して罪悪感を消すのではなく、罪悪感を感じない手放し方を模索したい。
ちょっと考えるだけで、
「人にあげる」
「リサイクルに出す」
「リサイクルショップに売りに行く」
「寄付」(id:wajira13さんが薦めていた"古着deワクチン"検討中）
「クリエイティブ～♪んふふ～♪」（私の最近の趣味になりつつある）
という手段があるし、「代行オークション」という選択肢も増えました。調べればたくさんでてきそうです。
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《ミニマリストにあるまじき行為の過去記事》
