fashionを通していろいろ考えるblog

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BLACK by moussyのすごいワケ


高島屋のデニム事情 - fashionを通していろいろ考えるblog


百貨店デニムのゆくえ - fashionを通していろいろ考えるblog

と続けてきた百貨店におけるデニム事情、まだ引っ張ります。

 

デニムという素材は、着る側からしたら素材の選択肢の1つでしかない、と言ってきましたが、作る側からしたらちょっと変わった素材ではあるのです。

1番の違いは、後加工。今では、デニム以外の生地に後加工することも珍しくなくなってはいますが、縫い終わった商品に洗いをかけたり、ダメージをつけたりするのは、ジーンズ特有の技術。

EDWINやLEE、AGやSEVEN・・・、国内外含め、私たちは数多くのデニムブランドを知っているけど、デニムという1つの素材で成り立っているブランドって、他にはあまりない。それだけデニムが特別だってことの証しじゃないかなぁ。

 

プレミアムジーンズブーム以前、デニムはカジュアルブランドのものであり、ジーンズは、街のジーンズショップか、百貨店のセレクトショップで買うものであり、トータルファッションを展開しているショップに置いてあることは少なかった。それは、トレンドやショップのイメージとして必要なかった、というのもあると思うけど、自社で作るノウハウやルートもなかったんじゃないか、と思うのね。

 

そして、空前のプレミアムジーンズブーム。デニムはカジュアルブランドだけのものでなくなり、ジーンズを売りたい、でも、作れないというブランドはどうしたかというと、ブランドジーンズを買い付けたり、デニムブランドとコラボして作ってもらったりしたんだよね。(たしか、Natural Beauty Basicは、LEEとコラボしてたっけ。)

 

で、今はというと、デニムはトレンドから定番になり、自分たちで作ろうとルートを開拓し、ノウハウを蓄積して、デニムブランドでなくても、それなりにいいものが作れるようになったわけだ。

 

という流れを踏まえて、再びBLACK by moussyなんだけど、いや、BLACK by moussyだけじゃなく、moussy、SLY、Rodeo Crownsなどなど、バロックジャパンリミテッドのブランドすべてに言えることなんだけど、ここのブランドは、まさに、デニムは好きだけど選択肢の1つ、というスタンスでモノ作りをしている感じ。

ファッションをトータルで考えているけど、デニムは片手間な他のブランドショップとも違うし、本格的なデニムだけどファッション全体の流れが表現できないデニムブランドとも違う。ジーンズ作りのルートもノウハウも持ったうえで、商品が企画されている感じ。今っぽいカッコよさと、ジーンズらしいカッコよさを兼ね備えたジーンズなんだよね。しかも、値段も程よい。(私には、お手頃とは言えないけど・・・。)ジーンズを棚置きして陳列しているところも、デニムに対してこだわってるのを感じるし。

 

プレミアムジーンズの先がけであるSeven for all mankindが登場したのが、2000年。高島屋のデニム事情の時はすっかり忘れていたので、調べました)

フェイクデリック(現バロックジャパンリミテッド)の1stブランドmoussyが登場したのも、2000年。

この現象もきっと偶然ではなくて、フェイクデリック(現バロックジャパンリミテッド)の人は、世の中の、ファッションの流れを敏感に感じ取っていたのだと思う。ジーンズは、カジュアルなだけじゃないんだ!ジーンズは、カッコよくスタイリッシュに着こなせるファッションの一部なんだ!ってね。(あくまで、私の勝手な予想ですが。)

 

確かに、moussyはデビューと同時にすごい人気で、今もトレンドを引っ張ってるし、バロックジャパンリミテッドのサイトには、営業状況のグラフも載ってるけど、売り上げも店舗数も、まさに右肩上がり。さっき書いた思いは私の勝手な予想ですが、フェイクデリックの人が世の中の流れを敏感にキャッチしていたことは間違いなさそうです。 (それに今頃気づいた私・・・。遅すぎ。)

BLACK by moussyの1ファンとして、ファッションを扱う同業者(一応)として、敬意の念を表したいと思います。かっちょええゼ、バロックジャパンリミテッド!

 

 

 

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