ブランドムック本が2週連続1、2位独占 その1
20日に発表されたオリコン本ランキングによると、
女性ファッションブランド「Cher」と「マークBY マーク ジェイコブス」
のブランドムックが、書籍総合部門で2週連続1、2位を獲得した。
今日の「ズームイン !!SUPER」によると、
ブランドムック とは、
ひとつのブランドを取り上げた本で、多くはそのブランドのオリジナル付録が付いている。
編集の権限・責任は出版社側にあるので、カタログではなくれっきとした出版物。
なんだそうだ。
街頭インタビューによると、圧倒的 付録目的買い だそうで、
付録とは思えないクオリティーの高さと、
店頭では手に入らない限定
が、若い女性を引き付けているんだとか。
2002年に雑誌などの規制みたいなのが緩和されたとかで、
(ちゃんと聞いてなかった・・・)
ファッション誌でも付録付きの雑誌が登場するように。
その蓄積されたノウハウで、
クオリティの高い付録()が作れるようになったんだそうな。
そう、作っているのは、そのブランドではなく、出版社側。
だから、店頭では手に入らない()、ということでした。
この付録というのが、ブランドのロゴやアイコンがでかでかと入っているものが多くて、
街で見かけると、目立つからか、けっこう持っている人が多いな~と感じる。
私なんかは、「あら、ブランドの宣伝してらっしゃる?」なんて思ってしまうのだけど。
そのブランドの本を買うくらいなのだから、
ロゴやアイコンまでも、当然愛してらっしゃるのでしょうなぁ。
ブランドは、不景気の時に強い、とは言いますが、
(どうせお金を払うなら失敗したくないから、ということらしい)
そんな背景も、この現象を後押しているのでしょうか。
とまあ、ブランドについて人が語る時、多くは皮肉を交え、
そういう私も、こんな文章書いてますが、
そうかと言って、私はブランド志向ではない、とはとても言いきれないのだ。
むしろ、
パッと見はわからないけど、靴を脱いだらわかる、くらいの、
ブランドだけど(しかも、まだそんなにメジャーではないくらいの)
をこれみよがしに持っていない感じが好きだったりする。
つまり、メディアが取り上げるほどメジャーになると嫌になってしまうという、
マイナー志向というか、単なるあまのじゃく。
ロゴだってアイコンだって、それが広告か!と言われようが、
私はかわいいと思うんだからいいじゃん!
っていう乙女心もわからないでもない。
(企業デザイナーとしては、ただただ反発するだけじゃだめだよね。)
嫌よ嫌よも好きのうち。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「興味がない」だよ、って友達も言ってたっけ。
有名ブランドのロゴに覆われたバッグで広告している、街ゆく彼女も、
その人を見て、あまのじゃくになっている私も、
ブランドに囚われているという意味では同じってことね。
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