2012年の秋冬、妊婦じゃなかったらこれを着る!
すでに、ちょこちょこと秋物ファッションの記事を書いてますが、ここでちょっとまとめておこうと思います。
【全体的なテーマ、流れ】
12年夏のファッション計画の記事 でも書いてますが、12年の秋はかっこいい系、ハード系、な流れが、よりはっきりと表れているシーズン。
ヤングではロック、大人市場ではマニッシュ、がキーワード。昨年の秋冬も、メンズ靴などマニッシュな要素はありましたが、マニッシュというよりおじスタイル、ブリティッシュ、ノスタルジックといった、ほっこりムードでダサかわいいイメージでした。
今シーズンは、ほっこりムードはシャープに、あえてダサいイメージで「はずす」から、きちんと「きめる」スタイルへ、おしゃれのムードが大きく転換されている感じがします。
【色】
ここ数シーズン、色がトレンドの重要な位置を占めていましたが、色の重要度はまだまだ続きそうです。なにはともあれ、今季の一番注目される色は、黒。
2010年春頃から、ベースカラーの「脱・黒 」宣言をしていて、ここ数年は、ベージュやキャメル、ネイビーあたりが、新ベースカラーとして定着していました。ベージュやキャメルといったほっこりカラーから、シャープな黒へ、色もそのムードを反映しているようです。
そして、ベーシックカラーだけでなく、刺し色にも同様の変化が。
昨年はなんといっても、前半はオレンジ、後半はボルドーといった、深みのある暖色系カラー が、トレンドを引っ張ってました。
そして、今シーズンは、昨年も注目していたグリーンと、久しぶりにトレンドとして浮上してきたブルー、今年らしくいうとロイヤルブルーという、寒色系に注目が集まっています。
バイカラー 、カラーブロッキング使いもまだまだ人気。この秋が一番のピークかも。
【素材】
すでに書いていますが、今シーズンのキー素材は、レザー 。
昨年までは、暑くてもファーだったのが、今年は暑くてもレザー、という感じ。ほっこりファーから、シャープなレザーへ、素材もこのムードを反映しています。(ファー人気はまだまだ続くと思いますが。)
素材に関していうと、「コンフォート(心地よさ)」というのもキーワード。
ゆるTシャツ やスウェットパンツなど、ジャージー素材のおしゃれアイテム化が、数年ほど前から見られますが、その流れはまだまだ続きそうです。
とりわけ、機能性が重要視されるパンツアイテムは、ストレッチは当たり前、さらにもう一工夫、な素材が出てきています。
【シルエット】
全身的なシルエットでいうと、トップスにボリューム感を出すシルエットが、進化して継続しています。その進化のキーワードが、すでにトレンドになっているぺプラムのように、構築的でレトロ感のあるボリュームさ。
そして、このシルエットトレンドが一番如実に表れているのが、アウター、コート類。ビッグシルエット、太袖、といったキーワードのものが、多く出ています。
次は、各アイテムごとのトレンドの流れについて、思うところを書き連ねようと思います。
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