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2013年、春のファッションキーワード:ムード編、その2

先日の続きです。

2013年、春のファッションキーワード:ムード編 - fashionを通していろいろ考えるblog

2013年、春のファッションキーワード:ムード編、その1 - fashionを通していろいろ考えるblog

 

次は、

2:センスある投資とは、遊び心を大切にすること。

について。

 

かつて、洋服をたくさん持っていることが、おしゃれさんの証でだった時代がありました。全身をお気に入りブランドで揃えることが、最先端のファッションだったこともありました。そして、「トレンド」をいかに早く取り入れるか、という時代を過ぎて、「トレンド」をどう取り入れるか、が今のおしゃれさんかと思います。

ただ、「トレンド」という要素は、かつてほど、人の心を動かすものではなくなっています。それは、決して大人だけではなく、トレンドに敏感と言われる若い層でも、その傾向にあります。しかも、いわゆる「ハイファッション」、コレクションで発表されるような、トップダウン的トレンドだけでなく、ストリートから生まれるトレンド、例えば、今だとおしゃれブロガー発信のトレンドなんかも、人々に与える影響は、小さくなっているように感じます。

トレンドの多様化、つまり、小さなトレンドがたくさんあるのだと、言われたりもしますが、ただ単に、そればかりではないような気がします。「トレンド」とは、簡単に言えばその時の流れで、今を生きる私たちが作っているものだから、全くの影響がなくなるわけではないし、やっぱり「トレンド」を外したものは、世の中に受け入れられないと思います。それに、このブログの旧タイトルは、「ファッショントレンドうんちく論」ですしね(笑)。ただ、「トレンド」だから、では、人のファッション心を動かすことはなくなってきている、そこに+αの要素が必要になっているのは、間違いなさそうです。

 

その大事な+αの要素になるのが、「遊び心」じゃないかと思うのです。

その「遊び心」というキーワードには、遊び心のある商品、という意味と、着る人の心に宿る遊び心、2種類の意味を込めたいと思います。

 

 

「遊び心」のある商品、というのは、その商品の魅力を、ちょっと裏切る形で引き出すデザイン、と言えるのかな、と思います。

強調したり、省略したり、あえてゆがませたり。モノのもつイメージを、あえて変化させることで、より「らしさ」が引き出される感じ。「これ、おもしろいね。」と、思わず手に取りたくなるデザイン。

特にアクセサリーなどの小物類は、洋服がベーシック傾向にあるので、そんな遊び心あるデザインが求められている気がします。

 

 

「遊び心」のもう1つ、着る人の遊び心について。

もう少し分かりやすく言うと、「着ることを楽しむ」と言えると思います。

その際たるものが、「コスプレ」ですかね。あれはもう、「楽しむ」以外の何物でもないもんなー。

アニメおたくの専売特許のような感じももしますが、そういう変身願望というか、普段と違う格好、例えば、ウエディングドレスとか、着物とか、そういうものを着るときって、テンション上がりますよね。

そういうハレの日だけでなくても、「今日はプレゼン会議だから、お気に入りのこのスーツ着よう!」なんて、普段でも、近しいことはやっていたりします。

モテ服、とか、自己表現、とか、洋服を使って、外側に向けて情報を発信する時代は、少し過去のものになった気がします。自己満足、というのとも少し違う、それよりも、身にまとうことで、自分の内側に作用するような、そういう洋服を着ることで、気持ちが高ぶるような、ドキドキわくわく感が得られるモノが、求められている気がします。

 

 

 

 

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