fashionを通していろいろ考えるblog

ファッションブログだけど、キャピっとしてないし、おしゃれではないです。

サイズ問題を解決させるファッションサービス。

サイズがネックで欲しいものが買えないというのは、結構多くの人が経験あると思うんですよね。上記サイトでは、「プラスサイズ(大きいサイズ)」について書かれていますが、逆に細くて洋服が選べない人だっているだろうし、華奢だけど肩幅は広いとか、ウエストの割りに、ミョーに太ももが太い人(=パンツ選びに苦労する人)(=私)みたいな、パーツのバランスが悪いパターンだってあります。

既製服とサイズは、切っても切れない関係です。そのブランドなり、会社なり、JISなりで決められた基準のボディーサイズがあって、それに従って作るからこそ、大量生産が可能になります。大量生産が可能だからこそ、ファッションが一部の金持ちだけが楽しむなんていうような特権的なものにならず、多くの人がファッションを楽しむことができるわけです。

でも、大量生産された洋服がこれだけあふれた今の日本でも、その割に「選択肢のバリエーション」は多くないような気がするんですよね。大量生産のシステムは、同じものをたくさん作るのが一番儲かるしくみだから、生地もデザインももちろんだけど、サイズも「需要の多い体型」が一番多く作られます。裏を返せば「需要の多い体型」以外の人は除外されるシステムでもある、ということ。

 

「これだけたくさん洋服があるのに、自分は楽しめない」というフラストレーションを怒りに変え、「なんでおぬしらが勝手に決めた寸法に、私が収まらなきゃいけないんだ!!」と心で吼えている私ですが、最近はそんなファッションにおけるサイズ問題を解決するサービスも生まれてきています。Twitterで見つけては、おぉ!と感嘆しているので、ブログでもまとめて紹介しようと思います。

 

 

 

サイズ問題を手っ取り早く解決するのが「オーダーメイド」ですが、敷居が高い、値段が高い、めんどくさい等、手を出すには少し勇気が必要なのが現状です。インターネットテクノロジーを活用することで、そこまできばらず、手軽に買うことができるオーダーメイドサービスが誕生しています。

 

Original Stitch(オリジナル・ステッチ)

オーダーメイドのシャツが買えるOriginal Stitch。シリコンバレーで働くエンジニアの「服を買いに行くのがめんどくさい」という思いをヒントに生まれたサービスらしく、手軽さと分かりやすさが特徴です。

 

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左側に表示された生地をクリックしていくと、右側に3Dのデザインが表れます。オンマウスで生地の拡大写真も見れます。同じように、袖の長さ、衿の形などをクリックして選び、その都度、3Dデザインに反映されていきます。全体のデザインを見ながら注文できるので、とっても分かりやすし、あれこれ考えながら作るのも、なかなか面白い購入体験です。

サイズは規定サイズのStandardと、自分でサイズを入れるCustomがあり、首周り 35~55cm、裄丈 68~102cm、胸囲 70~204cm、ウエスト 60~204cmから選べます。基本はメンズ用のサービスですが、これだけ細かくサイズ設定ができるのであれば、女性でも着られそう。

生地はヨーロッパ産の高級シャツ地を使用し、日本の高級シャツを手がける工場で縫製しているとのこと。レビューもおおむね好評。サイズが合わなかった場合でも、無料で直してくれるというのもうれしい。

メンズ仕立てのシャツが好きなので、使ってみようかなー。

 

 M Tailor(エム・テイラー)

 

こちらもメンズのオーダーメイドシャツですが、アプリによるサービス。Original Stitch同様、生地や衿を選んで、自分好みにカスタマイズできる。

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このサービスの一番のポイントが、サイズ測定。スマホタブレットのカメラで上半身を撮影することでサイズを測定し、自分にぴったりのサイズで作ってくれる。しかも、なかなかの高精度らしい。まだ英語でしか対応していないみたいだけど、面白いねー。

 

 

 

サイズで着る人を規定するっていう既製服の欠点は、これからのファッション業界にとって解決すべき問題だと思うんですよね。残念ながら、オーダーメイドサービスは、やはりメンズシャツが中心ですが、レディースだったらパンツの需要はかなりあるんではないかと。そんなサービス出てこないかなー。

 

 

 

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