制限ファッションのその後
パンツをばっさりがっつりと捨てて、2ヶ月が経ちました。4月からはお仕事も始まり、より服装に気を使う日々になりました。・・・が、「パンツが足りなーい!」「やっぱり捨てるんじゃなかったー!」なんてことは一切なく、特に不便なく過ごしています。むしろ、「何着よう?」の悩みが減った分、快適に過ごしています。
パンツの制限ファッションを2ヶ月経験したことで、見えてきたことをまとめておきます。
・パンツは5本あればいい
制限ファッションにおいて、一番の懸念だったのがマンネリ感。数が少ない=着こなしの幅が出ない、という単純な心配です。その対策として、どれくらい同じ服、同じ着こなしをするとマンネリを感じるかなー、と意識して過ごしてみました。結果、1週間で同じ着こなしにならなければ、特になんにも感じずにいられました。平日にオフィス勤務の私の場合、土日の休みで気分も意識もリセットされるからかしらん?
ということで、仕事に行く月~金でパンツが違えば問題ない、という結論になりました。つまり、パンツは5本あればいい。トップスやアクセサリーなどで印象を変えることができる着こなし上手な人は、もっと少なくてもいけるかもしれません。
ただ、5本でいいというのは、1シーズンの話。素材、丈、色柄によっては、その季節にしかはけなかったりするので、5本×春夏秋冬=20本、というのが単純計算になります。ま、通年使えるパンツもあるし、数少ないスカートやワンピースも入れれば、そんなにもいらないと思われる。
何も考えずにトータルで12本にしましたが、そういう視点からちょうどいい本数かもしれません。ちなみに今の時期は、無地4本+グレンチェック+紺のショーパンの6本を着まわしてます。
・でもさ、トレンド的にはスカートだね
職場はおしゃれ産業なので、デザイナーはもちろん、営業職も事務職も、職種に限らずみんなトレンドに敏感です。復帰して一番びっくりしたことは、思ってた以上に、みーんなスカートはいてますよ。しかも、靴下合わせで。
そう、ボトムのトレンド的にはパンツよりスカートなのです。パンツを軸にしていくと決めたのに・・・、と一瞬思いましたが、スカートな人たちに囲まれていたら、どんどん欲しい気持ちが萎えてきました。なんというあまのじゃく。制限ファッション的にはかえって好都合ですが、そんな自分に少々うんざりもします。
しかも、タイトスカートが欲しいといっていましたが、今後はフレア系に移行しそうですね。スカートというアイテム自体がトレンドの今は、出ては消え、出ては消えとなっていく、息の短いアイテムになる気がします。シルエットやら素材やらでマイナーチェンジを繰り返し、昨年買ったものが野暮ったく見える、みたいな。
トレンドは、マイベーシックを更新するような新しいものに出会えるチャンスでもあります。が、それは、自分なりのこだわりどころが分かっている場合のみ。元々スカート派の人にとっては、今シーズンはまさしくチャンスです。そうでない私は、生地がちょっとなー、色がもう少し濃ければ、丈が違うんだよな、とか見極めができないうちに、もうトレンド的に過ぎてしまうんだよな。
というわけで、スカートがトレンドであるという事実は、あまのじゃくなパンツ派の私にはあんまり影響なさそうです。
・足りないのは靴だった
パンツはザクザク捨てても問題なかったのですが、大して捨ててもないのに「足りないー!」と頭を抱えたのが、靴。
特に春夏用の靴って、ここ数年買ってないんですよね・・・。昨年の春夏はつわり妊婦だったから、それどころじゃなかったんだよな。妊娠前のはヒールばっかりだったし。でも今はそんな気分&環境じゃない!
やっぱり靴って、トレンドが反映されやすいアイテムなんですよね。しかも、けっこうな早いサイクルでトレンドが変わります。靴のトレンドは、ある程度取り入れていかないと、なんともバランスが悪いのです。
しかし、実用性とも深く結びつくからこそ、タチが悪いのです。ヒールは公園遊びには無理だし、雨の日にはスエードはけないし、まだ歩けない子を抱っこしながら、ロングブーツの脱ぎ履きは不可能!スニーカートレンドは、N30DK的には好都合です・・・、が、そればっかりもなぁ。元々得意でないし、みーんなNのスニーカーはいてるんだもん。スカートと同じ気分です。
さらに、季節性もありますよね。夏はサンダルやミュール、冬はブーツ、雨や雪にはレインブーツ。形、色、素材、用途、すべてをバランスよく網羅しようと思うと、とんでもないことになりそうです。
というわけで、次の制限ファッションは靴をターゲットにすることにしました。
パンツと靴って、同じ下半身アイテムで近い距離にあるものですが、制限しやすさから見ると両極端ですね。ふわっと考えただけで、かなり前途多難な雰囲気が漂ってきますぜ。