fashionを通していろいろ考えるblog

ファッションブログだけど、キャピっとしてないし、おしゃれではないです。

女性誌と男性誌と、その狭間

「メンズライク」というファッションキーワードは、私のスタイルを考える上で外せないものです。トレンドという枠組みを超えて、私のスタイルの柱的存在です。

そういう方はだいたいそうだと思いますが、フリルやレースやピンクといった女性性満タンなファッションディテールや男ウケ意識のCanCam的ファッションに苦手意識があります。他の人が着ているのに対しては、何とも思わないのですが、自分が身に纏うことに抵抗がある。・・・かと言って、まったく女性らしさを意識しないファッションというのも、違和感を覚えるのです。

 

中身も外見も、自分の意識も生物学的にも、私は女性なのです。なのに、コスプレっぽく感じるんですよね。なんなんでしょ、この感覚。

そこら辺の自意識のアンバランス感からジェンダー問題を考えるようになりました。自分の中の女性性をどうやってファッションに反映するのかは、制限ファッションと一緒に考えていきたいことであります。まさに試行錯誤中。

 

うんちく系女性ファッション誌のその後

そんなメンズライク好きな私に、がつん!ときたファッション雑誌、

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Blancを以前紹介しました

 

元は、「2nd」という男性ファッション誌の増刊号だっただけに、ファッションだけでなく、企画の切り口や編集の仕方なんかも、女性ファッション誌に見かけない雰囲気・・・でした。そんなところもお気に入りポイント・・・でした。

 

が、途中から雲行きが怪しく。

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No.1,2,3は、背表紙があって保存もしやすい作りで、サイズも一回り小さく、雑誌というより読み物としての雰囲気を醸し出してましたが、No.4からフツーの女性ファッション誌な作りになってしまい、中身もなんだかなと思っていたら・・・、そのまま廃刊。1年と持たず書店から姿を消してしまいました。

 

No.4の巻末には、次号予告もあったのに。ばっさり打ち切りって、なんかあったのですかね? 出版業界に詳しい方、教えて下さい。 

 

 

でも、また同じ流れのメンズ雑誌を発見しました。

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とはいえ、別冊なんですけどね。

 

こだわる男のモノ&ファッション雑誌「Begin」(ビギン)の2014年4月号に、「女子ビ手帖」なる別冊が付いているということで、初めてBeginを買ってみました。

 

Beginのターゲットは30~40代くらい? 表紙のイメージからは、もう少し若い層を想像していましたが、思ったより おじさん向け 高級品を扱ってます。ユナイテッドアローズナノユニバースあたりの、セレクトショップ好きそうな男性が読んでそう。

 

 そして、年齢層といい、マインドといい、私はこの別冊のターゲット読者っぽい。

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 (手帳ではなく手帖なのは、あえてのBegin的こだわりなんかな。)

 

このZANELLATOのバッグ、素敵ー!

 f:id:acornfashion:20140409184303j:plain メンズブランドのバッグを持つってのも、なかなかいいかも。

 

そろそろ白シャツを新調したいと思ってたんだよね。

f:id:acornfashion:20140409184317j:plain お手入れの方法も紹介されているのもよい。

 

 akiさんが興味があると言っていたグラノーラも。

f:id:acornfashion:20140409184331j:plain (Begin的注目株は、パリの人気カフェ「ローズベーカリー」です!)

 

という感じで、なかなか好みな特集でした。一回こっきりじゃなくて、月刊誌化して欲しいんだけどな。

 

女性誌と男性誌の間にある垣根の崩壊 

今はなきGLAMOROUS(グラマラス)がグラ男なる男性特集の別冊を出たり、CanCamが男性の専属モデルを採用したり、JJが東方神起を表紙に採用したり、女性ファッション誌が男性誌によくあるグラビア的手法を採用するケースが増えています。

 

そして、男性誌も

女性誌的な編集の仕方をするようになったりして、性差によって違っていた雑誌のあり方の垣根が少しずつなくなってきているように感じます。


男性誌によくある「うんちく系ファッション」という切り口の女性誌も、今ならもっと受け入れられるのではないか、Blancはちょっと時期尚早なだけだったんじゃないか。

 

かつて「ファッショントレンドうんちく論」なんつータイトルのブログを書いていた私としては、この手の女性ファッション誌を切に希望する1人です。

 

 

 

 

 

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