2013年、春のファッションキーワード:ムード編、その1
先日の続きです。
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では、センスある投資、というのは、どういうことかしらん、というと、
1:センスある投資とは、余計なものはいらない、ということ。
2:センスある投資とは、遊び心を大切にすること。
3:センスある投資とは、「買う」行為そのものを意識すること。
という、3つに細分化できるかと思います。
というわけで、今回は
1:センスある投資とは、余計なものはいらない、ということ。
について。
すでにバレちゃってると思いますが、どこかのパンのキャッチコピーのパクリです。これは、もう、みんな感じている、消費に対する根っこ的な気分だと思います。
節電、節約、脱原発に始まり、モノを持たないという意味では、断捨離とか、カーシェアリングとか。もっと分かりやすいとこでいくと、合成着色料無添加、とか、ね。余計なものはいらない、という気持ちから生まれた商品は、すでにいろんな商品が、世の中に流通しています。
この手の商品群で、ファッション業界と近しいあたりでは、ノンシリコンシャンプーが話題ですね。
CMをしてる(つまり、大手の)ものだけでも、ハンパなく多い。こちとら、頭は1つしかないので、そんなにシャンプーばかりいらんぞな・・・、と思うのですが。
シリコンについてはよく分からないけども、シャンプーにはなくてもいい成分で、むしろ、髪に悪影響がある、一般的には、そんなイメージになってる気がします。
でも、ノンシリコンシャンプーについて調べてみると、シリコンが髪に与える悪影響は、実証されていなかったり、シャンプーはノンシリコンでも、セットのコンディショナーはシリコンが入っていたり、実は昔からある、メリットやスーパーマイルドシャンプーもノンシリコンだったり、するのです。
余計なものはいらない、という今の気分を表現した商品ではありますが、その気持ちを過剰に煽った、一種のブームになってしまった感もあります。
この、「余計なもの」は、自分にとって、本当に「余計」なのか。余計なものはいらない気持ちが、みんなの共通意識になってきているからこそ、余計なものを「見極める目」が、大事になっているように思います。
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余計なものはいらない、と同じベクトルのキーワードとして、長く使えるものに金をかける、というのもあげられるかと。ファッション商品に対する意識では、この気持ちが強くなってきているように感じます。
特に、アラサー以上向けの雑誌では、「10年使えるベーシック」とか、「私の5年愛用アイテム」とか、長く使える、ベーシックアイテムに投資をすることが、大人のおしゃれですよ企画がかなり増えてきました。
賢い買い物時代は、ファストファッションをうまく取り入れる、という企画が多かったんですけどね。
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靴のお直し、とか、洋服のお手入れ、とか、モノを長く扱うためのサービスに注目は集まっているし、話題になっていたりもしますが、どうも、まだまだ敷居が高かったり、理解が足りなかったりしているように感じます。
ここらへんの分野は、もっと開拓の余地があるような気がします。
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「ムード」編はこんな感じで、ファッションと関係あるようなないような、なんとなく感じていることをつらつらと書いていく感じになりそうです。
いつもと違って、着地点決めずに書いているので、自分でもどんな文章になるのか、予想できま千円。でも、そんな文章の中だからこその発見がある気がするので、しばらく、このテンションで書いてみたいと思います。
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