fashionを通していろいろ考えるblog

ファッションブログだけど、キャピっとしてないし、おしゃれではないです。

春のNEWショップ、NEWブランド 注目の7つ

春は始まりの季節であり、ファッションにおいてもNewショップ、Newブランドが登場する季節でもあります。

 2014年春にデビューするNewショップ、Newブランドを集めてみました。・・・とはいえ、あまりにもたくさんあるので、最近のファッションシーンの傾向が分かりやすいショップとN30DK的に趣味が合うブランドというフィルターで絞り込んでいます。

 (注:N30DKとは、悩める30代子育て期の略。)

 

ファッショントレンド発信から、ライフスタイル提案型へ

先日の記事でも書きましたが、服単体の展示ではなく、靴や小物、コスメや生活雑貨まで揃えるライフスタイル型ショップが増えているのは、ここ数年の顕著な流れです。

 既存のものまで入れたら、キリがないくらいあるんですが、その中でも注目しているのがこちら。

 

 ・BAYFLOW(ベイフロー) http://www.bayflow.jp/

 

 トリニティーアーツは、ライフスタイル提案を企業理念に掲げて大きくなってきた会社です。niko andやstudio CLIPなどで培われた、ライフスタイル型ショップの成功ノウハウもたくさん持っていることでしょう。

すでにライフスタイル提案の先頭を行っているトリニティーアーツの新ブランドだからこそ、かなり注目度は高いし、期待大です。なんてったって、ターゲット層にドンズバだし、私。写真見た感じも、かなり好き系。

ファッションビルやモールなどに、すでに11店舗を展開中。出店場所も、N30DK向きですよね。育休中に名古屋PARCO行きたかった・・・!

 

・LE TiROiR de DRESSTERIOR(ル ティロワ ドゥ ドレステリアhttp://corp.world.co.jp/news/1475/

 

ドレステリアの"高品質を知る大人のためのブランド"というイメージと、ファミリー業態というのが、どうも結びつかなかったので驚きました。でも、雑誌「VERY」を憧れでなくリアルで見られるような方にとっては、待ち望んだショップなのか・・・。出店場所も二子玉川だし。

正直、ドレステリアは憧れ感が強いだけで、あまり詳しくないんですが、ドレステリアもその流れか!ということでピックアップしました。

 

海外に通用するブランド、グローバル化を目指す企業

 ・ASTRAET(アストラット) http://www.astraet.jp/

 image

(先日訪れた、ラシックにて。コムデギャルソンやドルチェ&ガッバーナなどがあるいわば高級ゾーンの1階にオープン。)

 

UNITED ARROWSが「世界に通用する企業ブランド」を目指して立ち上げられた新事業でによる、初の店舗。精神的・文化的に成熟した大人の男女に向けた、高感度セレクトショップだそう。

 

「クールジャパン」にファッションというカテゴリーも組み込まれているそうですが、海外に通用する日本のアパレル企業は、ユニクロ以外に思い当りません。

 世界的にも、グローバル化に成功しているのは、ZARA率いるインディテックスH&M、そしてGAP・・・、ファストファッション企業ばかりの中、高感度セレクトショップというポジションでどのように世界進出するのか。ただいいものを並べただけではダメなことは、もうみんな分かり切っていることなので・・・、どういう切り口で展開するのかが気になります。

 

コンセプチュアルなセレクトショップ

 ライフスタイル提案とは違う角度からのセレクトショップも増えている印象。世界観で売るというよりも、コンセプトで売る。面白そうなショップが多いです。

 

 ・「Sports Lab by atmos(スポーツ ラボ バイ アトモス)」 http://sportslab-by-atmos.jp/

1店舗目は2013年8月に新宿でデビューしているのですが、この春、2店舗目として名古屋に進出するそうなのでピックアップ。

"スポーツとカジュアルファッションを組み合わせるスポーツカジュアル"というテイストは昔からあるものですが、この2~3年でアップデートされて、トレンドになっていますね。おしゃれなファッションとして、すっかり市民権を得ました。

N30DKの生活で大事な位置を占める、公園遊びスタイルにもぴったりだし。

 

・BIBLIOTHEQUE(ビブリオテーク)

 http://www.niceclaup.co.jp/brand/ouvrageclasse/

 

って、期待していたんだけど。

デザイナーブロ友のmieちゃんが見に行ってくれたレポを読む限り、ちょっと期待外れかなー。でも、やっぱり見に行きたい。テイスト的には好き系っぽいし。

 

・MYLON(マイロン) http://house-of-mylan.jp/

 

なんて呟いていたけど、ありました。(いや、ちょっと違うか。)

 

スタイリスト佐々木敬子さんによる、「Life is Journey(人生は旅)」がコンセプトのライフスタイルブランド。

佐々木敬子さんというと、The Virgnia(ザ ヴァージニア)ですが、より思い入れが強そうなこだわりっぷりが、サイトから伝わってきます。今流行りの例えでいうと、タモリさんにとっての「笑っていいとも!」がThe Virgniaで、「ぶらタモリ」や「タモリ倶楽部」な存在なのがMYLONか。

(意味わかんない方、すみま千円。)

 

・IROYA(イロヤ) https://iroya.jp/


一番気になってるのがここ。こここそ、自分の目で見てみたい。 どんなんなんだろー?
 

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 年齢やターゲットを絞り込み、そこに向けた新しいテイストの服を作って売る、なんていうやり方は、もう勝負できないと思っています。新しい切り口で商品を編集する力が大事なんじゃないかと。

 

セレクトショップって、そもそも編集力がウリのはず。でも、最近は他社で売れてるブランドを扱ったり、仕入より儲かるオリジナルブランドの開発に力を注いでたり、なんだか同質化してきているんですよね。

もっとコンセプチュアルな編集力のあるセレクトショップが見てみたいものです。

 

編集力」は、私のデザイナーとしてのキーワードです。

というわけで、4月1日。本日より職場復帰してまいりました。がんばるぞー。